2016年8月8日(月)天気・・・
次は、奈良駅へ。
↑駅名標。
奈良駅は、奈良県奈良市にあります。
なんて言ったって近鉄王国の奈良県ですから、
奈良県の実質的な中心駅の座は、ここではなく、ここから1kmぐらい離れたところにある近鉄奈良駅となっていますが、
JRの奈良駅も多くの利用者で賑わっています。
鹿さんがいっぱいいる奈良公園や東大寺、春日大社といった観光地があるのは近鉄奈良駅のほうなので、
観光利用だとやっぱり近鉄のほうが便利っちゃ便利なんですよね。
でも、JRの奈良駅からも奈良公園へのバスが出ているので、JRでも観光はできます。
レンタサイクルもありますよ
↑ホーム(木津・加茂・伊賀上野・亀山方面/宇治・稲荷・京都方面)
奈良駅は■JR大和路線(■JR奈良線)、■JR万葉まほろば線が乗り入れているターミナル駅。
乗り換え駅としての機能もあります。
奈良駅のホームは、1番のりばから5番のりばまでと、番号なしのりばが1つあります。
合計すると、6つのりばがあることになります。
2010年に全てのホームの高架化が完了し、
県都にふさわしいピカピカで新しい綺麗なホームが使われています。
ホーム上屋は照明器具が直接見えにくい設計で、細かい所までこだわりが感じられます。
↑ホーム(法隆寺・王寺・天王寺・JR難波・大阪方面/天理・三輪・桜井方面)
2階に改札口、3階にホームがある構造。
全ホームとも階段・エスカレーター・エレベーターが完備していて、すべての人が利用しやすい駅になっています。
奈良駅の1日平均の乗客数は、1万8100人台です。
奈良駅には、普通、区間快速、快速、大和路快速、直通快速、みやこ路快速が停車します。
↑ホームの発車標。
路線記号が入ったデザインに模様替えされています。
それでは、階段を下って2階の改札口へ行ってみましょう。
↑改札内コンコース。
2010年に完成したばかりのまだ新しい駅舎なので、床も天井もまだピカピカ。
カラーリングは白を基調としているので、清潔感溢れるフロアを展開。
コンコースには観葉植物まで置かれ、もはや駅構内が癒しの空間と言っても過言ではありません。
↑改札内コンコース。
発車標は、なんと4段も表示欄があります。
どの路線も日中は15分に1本か30分に1本ぐらいしか列車が来ないのに、この豪華っぷりは実に羨ましい。。
↑改札口。
奈良県産の吉野杉がふんだんに使用された柱や天井は、まさに古都奈良にふさわしいデザイン。
駅構内の高級感を演出すると共に、奈良駅を利用する観光客に「奈良に来たんだなぁ」と感じとってもらえる工夫がこなされています。
↑自動きっぷうりば。
設置台数は、意外と控えめです。
↑奈良駅(東口)
平城遷都1300年を迎えた記念すべき年の2010年に完成した高架駅舎です。
新駅舎の建設途中に土を掘っていたら埋蔵物が発掘されたという奈良らしいエピソードも。
奈良では、こういうことがよくあるみたいです。
とはいっても、その埋蔵物の正体は明治時代の転車台だったらしいですが(笑)
↑奈良駅旧駅舎。
2010年に奈良駅の新駅舎がオープンして、旧駅舎はもう使われていませんが、
駅前広場には今でも旧駅舎が保存され続けています。
奈良駅旧駅舎は、今では観光案内所とスターバックスが入っており、第二の人生を歩んでいます。
スターバックスにはリージョナルランドマークストアと呼ばれる、
各地域の歴史や文化などを融合させた建築デザインからなる店舗が日本全国に23店舗あります。
奈良駅のスタバはその23店舗には含まれていないのですが、
ここのスタバは歴史的価値の高い旧駅舎に入居しているというだけでなく、
店内に奈良観光の映像コーナーや奈良の書籍コーナーまである物凄い店舗なんですよ!!
それに、店内の内装にも奈良県産の杉が使われいていて、まさにシアトルと奈良を融合させたような、そんな店舗。
ぜひ、奈良に行ったら、スターバックスにも立ち寄ってみてください。
↑奈良駅(西口)
奈良駅のデザインコンセプトは、「奈良らしさの表現 ―青丹よし―」。
五彩の色を用いたガラススクリーンは、JR奈良駅のアクセント。
2階部分は白壁を意識した白塗りで、カラフルな3階部分とのギャップを楽しめます。
1階部分の壁は寺院建築の基壇をモチーフに、せっ器質タイルで仕上げられました。
各階にそれぞれの意匠・思いが組み込まれているJR奈良駅。
今日もたくさんの観光客や通勤客をおもてなししています。
次回も1駅進みます。
つづく