2015年12月24日(木)天気・・・
東京駅シリーズ第5段、今回は東京駅の駅舎を紹介します。
↑東京駅(丸の内口)
日本人では知らぬ者はいない?
かの有名な赤レンガ駅舎です。
1914年の東京駅開業と同時にオープンしたこの赤レンガ駅舎は、
明治時代の当時としては、洋風のデザインを取り入れた画期的な駅舎でした。
しかし、1945年5月、東京駅は空襲を受け、赤レンガ駅舎は大きく損壊。
その後約2年の歳月をかけて駅舎の復旧工事が行われましたが、
安全性を考慮したことにより修復されたのは駅舎の2階部分まで。
3階部分は修復されず撤去されました。
ですが、元の駅舎の形に修復したいという人々の思いは強く、
2007年についに東京駅丸の内駅舎の復元工事が始まりました。
工事は順調に進み、2012年10月に復元工事は完了し、
元の東京駅赤レンガ駅舎の姿に戻ったのです。
この修復工事の完成は、不可能を可能にする実例を見せつけられ、多くの人々に感動を与えたはず。
やはり、何事も諦めてはいけませんね!
↑「東京駅」の石碑。
やはり実物の駅舎を生で見ると言葉で言い表せないような感動があります。
↑ちなみに、東京駅赤レンガ駅舎を地震から守るため、駅舎の土台は免震構造になっています。
↑駅舎と駅前広場の間にはこのような隙間があり、
地震発生時には、この隙間を利用して駅舎をゆっくり移動させて揺れ幅を小さくすることにより、
地震による被害を最小限にとどめる画期的な機能をもっています。
これは意外と知らない人も多いんじゃないでしょうか?
↑東京駅(八重洲口)
有名な赤レンガ駅舎とは反対側にあたる出入口です。
こちらも赤レンガ駅舎と引けをとらないほど洗練されたデザイン駅舎です。
グラントウキョウノースタワーとグラントウキョウサウスタワーの2つのビルを結ぶ役割を持つ、
「グランルーフ」と呼ばれる大きな屋根をもった特徴的な駅舎です。
「東京駅が街になる」というコンセプトのもと、内部には広大な店舗面積が構えられています。
2013年9月に完成しました。
↑大きな屋根は「光の帆」をモチーフにしたデザイン。
迫力と美しさを併せ持つ素晴らしい作品です。
壁面緑化やドライミストの放出も実施されており、暑い夏場には都心の憩いの場になること違いありません。
東京に来たら有名観光地への訪問だけでなく、魅力いっぱいのJR東京駅の見物もお忘れなく!
次回は東京駅■JR総武線・■JR横須賀線ゾーンを紹介します。
つづく