【この駅の訪問日】2016年10月30日(土)天気…
今回紹介するのは春日井駅です。
ちょうどこの日から、55億円かけて建てられた新しい橋上駅舎がオープンしたということで、見に行ってきました。
↑駅名標。
春日井駅は、愛知県春日井市にあります。
春日井市の中心部にある駅ですが、ここよりも勝川駅や高蔵寺駅のほうが利用者数が多いです。
春日井市は実生サボテンの生産量が日本一の街。
学校の給食でもサボテングルメが出たりします。
それに、春日井は日本で初めて100円ショップが誕生した街でもあります。
さらに、つい2年ほど前だったと思いますが、
日本の内陸部で初めてヒアリが発見された街でもあって、
いろいろ日本初が盛りだくさんな街、それが春日井市です。
ほかにも日本初なものがあったりするのですが、
それはまた後日に紹介することにしましょう。
↑ホーム(多治見・中津川方面)
春日井駅のホームは、1番線から3番線まであります。
ホームは緩くカーブしていますが、そこまで酷いカーブではなく、
列車とホームの間に大きく隙間があいたりすることはありません。
ホームの中央部に橋上駅舎が建っています。
ちょうどこの日にオープンした新駅舎です。
新駅舎がオープンしてエレベーターやエスカレーターが付きました。
それまで春日井駅には階段しかなかったので、これは物凄い進化ですよ。
↑ホーム(名古屋方面)
2・3番線には1.5人乗りエスカレーターという特殊なエスカレーターが設置されており、春日井駅名物となっています。
今まで日本各地のいろんな駅に降りてきたけど、
1.5人乗りエスカレーターというのは春日井駅以外で見たことがありません。
昨日まで使われていた仮設跨線橋が新駅舎に突っ込んでいるのが見えます。
実は、新駅舎のオープン前は、新駅舎の一部が跨線橋の代わりとして使われていました。
↑工事中のためか発車標は不自然な位置に設置されています。
通常であれば階段やエスカレーターの前に設置されているのですが。
↑昨日まで使われていた発車標。
新駅舎のオープンに伴ってお役御免となった発車標がシートに包まれていました。
↑3番線は一応ありますが、
線路が剥がされており列車が発着することはありません。
でも新駅舎は3番線に対応した構造で建てられたので、
ひょっとしたら今後3番線に線路が復活するかもしれませんね。
それではさっそく階段を上がって新駅舎に入ってみましょう。
↑改札内コンコース。
大部分がガラス張りになっていて、暖かな日差しが駅舎内に降り注ぎます。
↑改札内から見た改札口。
改札口の正面には、春日井市の広報用の大型モニターが設置されていて、
ニュースや天気予報も流れます。
台風や地震などの災害時には緊急情報を表示する機能もあるそうです。
↑改札口。
改札口の前には大きな鳥居のような駅名板が構えており、
相当気合いの入った作りです。
さすが55億円かけて建てられた新駅舎。
建て替えられる前までは北改札口・南改札口それぞれありましたが、
新駅舎のオープン後は1つの改札口に統合されています。
↑自動きっぷうりば。
特急がとまらない駅ですが指定席券売機があります。
みどりの窓口もあります。
↑自由通路。
新しくできた自由通路は幅員10メートルという広さ。
24時間通行が可能です。
↑昔の春日井駅の写真が展示されていました。
↑ここはつい前日まで仮跨線橋として使われていた階段です。
新駅舎オープンと同時にフェンスで囲まれて通れなくなりました。
外にも行ってみましょう。
まずはメインでもある北口へ。
↑北口はまだ工事中。
橋上駅舎の1階部分はお手洗いや銀行ATM、春日井情報発信センターが入居しています。
↑春日井駅(北口)
2016年10月にオープンした橋上駅舎です。
街の拠点として活性化に貢献できる、シンボル性のあるデザインを取り入れたそうです。
↑すぐ横では、前日まで使われていた仮駅舎が閉鎖されていて寂しげでした。
この仮駅舎は2013年から2016年までの3年間使われていました。
2013年以前の春日井駅は木造駅舎でした。
↑春日井駅(南口)
南口は角張ったデザインで、北口とは対照的な一面を持ち合わせています。
こちらも北口と同じ日にオープンしました。
↑閉鎖された南口仮駅舎。
南口の仮駅舎はだいぶ小さめ。
こちらは2014年から2016年までの2年間使われていた仮駅舎です。
2013年から2016年までの3年間で春日井駅南口は3回も駅舎が建て替わったことになります。
(木造駅舎→1代目仮駅舎→2代目仮駅舎→新駅舎)