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Channel:        ☆☆駅兄の駅めぐり旅日記☆☆
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JR江差線廃止特集

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本日、5月11日の運行をもちまして、
北海道のJR江差線の末端区間(木古内駅~江差駅間)が廃止となります。

JR江差線といえば、駅兄は昨年の北海道遠征で訪れていました。
JR北海道で唯一全駅訪問を達成した路線でもあり、たいへん思い入れがある路線です。

そんな路線が本日の運行を最後に、廃止されてしまいます。


駅兄が乗ったことのある路線が廃止になるのは、
2012年の長電屋代線に次いで2例目ですが、JR江差線という路線は、
長電屋代線以上に思い入れのある路線でして、廃止になってしまうのはとても悲しいです。

JR江差線(木古内駅~江差駅間)というのは、
列車の運行本数が1時間に1本とか、3時間に1本とか、
そんな生易しいレベルではなくて、1日6本しか列車が走らないという究極の難関路線。
そんな路線だけに全駅訪問を達成したときの達成感というものは計り知れないものでした。


そんな思い入れのある路線なので、今回、廃止になる駅すべてを紹介する特集を組むことにしました。



廃止 station file⇒№.1 渡島鶴岡駅





↑渡島鶴岡駅は、屋根の無い開放感のあるホームから、
北海道らしい広大な大地を眺められる素晴らしい駅。

もちろん無人駅です。


↑ホームからやや離れたところに、小さな待合室が設置されておりました。


↑待合室内のようす。掃除道具や除雪道具の置き場も兼ねているようです。
ちなみに電灯が設置されていないので、夜は真っ暗です。

駅兄はここから2.3km離れた隣の木古内(きこない)駅まで歩き、
木古内駅前にある「駅前飯店 急行」でそばを頂きました。
とっても美味しかったですが、その店舗は北海道新幹線の工事に伴って現在は移転しているようです。

ゆっくりそばを食べていたら予定の列車に乗り遅れたという笑えない思い出があります。


廃止 station file⇒№.2  吉堀駅



↑吉堀駅のホームはたいへん狭い印象。ホームよりも高く積もった雪には驚きました。


↑ホームに車掌車をくり抜いた待合室があります。その中身。


↑雪で覆われて駅から脱出できない状態でした。

軽く雪が50㎝ぐらい積もっています。無理して歩いたら足が丸ごとズボッとハマってしまいました・・・。
靴がぐしょ濡れに・・・。


廃止 station file⇒№.3  神明駅

↑神明駅は山間の小さな集落にある秘境駅。
駅前に数件の民家があり、また滞在時は同業者が3名ほどいたので、
残念ながらあまり秘境感は実感できませんでした・・・。

でもかなり魅力のある駅であることには違いないです。

JR江差線で唯一の板張りホームの駅でした。
ホームには木造のレトロな待合室がありました。


遠くから列車の警笛がよく響いているのがきこえました。



廃止 station file⇒№.4 湯ノ岱駅

↑ホームは島式の1面2線。末端区間の途中駅で唯一列車交換ができる駅です。

↑ここは有人駅で活気がありました。
パンフレットがぎっしり置いてあって、営業熱心な駅だなぁと感じました。

この駅で記念に硬券入場券を買いました。




駅員さんがすごく優しい人だったのを覚えています。

こんな駅がなくなってしまうなんて嫌だ・・・。


廃止 station file⇒№.5  宮越駅

↑残念なことに駅名標に気持ちの悪い落書きがありました。
だれがこんなことをするのでしょうか。許せません。


↑この宮越駅にはなんと誘導ブロックが設置してありました。
閑散路線では珍しく、都市部のようながっしりとしたホームです。

↑ホームの階段の前にレトロな木造の待合室が建っていました。


駅兄はここから隣の桂岡駅まで歩きました。
残念なことに小降りの雨が降っていたのはよく覚えていますが、
この駅たちに訪問できただけで嬉しかったです。


廃止 station file⇒№.6  桂岡駅

↑電線とつながった珍しい駅名標。


↑ホーム。
ここも簡素な単式ホームです。

ホームの右半分は大きく傾いていて、
バリアフリーには程遠いと感じるものの、この程度の利用客数なら仕方ないなとも感じました・・・。


↑桂岡駅。
駅前の砂利道はドロドロで、駅へ入るのに苦労しました。

そこにはボロボロの車掌車駅舎がありました。
とても味わい深い駅舎なので廃止はとても残念・・・。


廃止 station file⇒№.7  中須田駅

↑中須田駅は使われているホームの上にもドッサリと雪が・・・。


↑北海道でおなじみの車掌車駅舎内部。




↑中須田駅。
廃車になった列車をくり抜いてつくった駅舎は北海道でよくある光景です。


廃止 station file⇒№.8 上ノ国駅

↑駅名標が外れてる・・・w
JR北海道メンテナンスしっかりしろwww

なんとなく北海道らしい駅名です。


↑ホーム。


↑通路はガタガタで廃止前から廃駅のような雰囲気でした・・・。




↑上ノ国駅。駅舎だけは立派でしたが、正面の玄関は駅ではなく、
駅へは写真右端の小さな入口から入ります。

ここは住宅街にある駅で、コンビニもあって無人駅ながら活気がありました。


廃止 station file⇒№.9  江差駅


JR江差線の終着駅です。


↑有人駅で活気のある駅舎内。




以上9駅が、本日の運行をもって廃駅となります。


本当に良い駅ばかりでした。


廃止前にもう1回行きたかった・・・。
しかしその願いは叶わずに終わってしまった・・・。



優しくしてくれたJR北海道の駅員さんや旅先でお会いした同業者のみなさん、
そしてJR江差線そのものに本当に感謝です。

廃止になっても絶対に忘れません。


こんな文章かいていたら涙がでてきました(笑)


1回しか行けませんでしたが、1回限りでも良い思い出をたくさんもらえました。
ありがとうございました。楽しかったです。


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