2013年10月13日(日)天気・・・
タグ: news daily 能生騒動 北陸式自動改札機
有間川駅から8時22分発の普通・富山行きに乗り、
全長11.4kmのクソ長い頸城(くびき)トンネルを抜け、次に降りたのは4駅先の能生(のう)駅。
この辺りは1~2時間に1本程度しか普通列車が走っていないので1駅降りるだけでも大変。
しかし上下線の列車を組み合わせることによって、能生駅では33分の滞在で済みます。
でました難読駅www
ちなみに駅名をアルファベット表記にした場合に日本一文字数が少ない駅の1つだそうですw
「No」ですからねw
ほかにも粟生駅(Ao)、頴娃駅(Ei)、大江駅(Oe)、小江駅(Oe)、国府駅(Ko)、飯井(Ii)駅も同じく。
追記:府中駅(Ko)もありました。
↑ホーム。
島式2面4線の広い駅構内。
線路とホームは築堤上にあって、改札口へは階段を下りる構造です。
↑まさかこんな駅に「リニア・鉄道館」のポスターがあるとは思わなかったwwwwwwwww
↑改札口
有人駅です。簡易型の自動券売機もあります。
↑この規模の駅には珍しく、JR西日本標準デザインの運賃表がありました。
↑待合室
かなり広々とした待合室があります。
↑能生駅。
2階建てののっぺりしたコンクリート駅舎です。
普通列車しか停まらない駅ですが、まわりの駅と比べても利用客は多めです。
news daily.
Word ⇒ 『能生騒動』
「能生騒動」が発生したのは1961年10月1日、国鉄がダイヤ改正を行った当日だった。
当時の北陸線は単線で、
10月1日のダイヤ改正では特急列車が能生駅で反対列車の待ち合わせのために運転停車をするダイヤになった。
※運転停車・・・駅に停車するが、ドアは開けず、客の乗降扱いを行わないこと。
しかし、当時の北陸線を管理していた国鉄は、
時刻表に誤って、その特急列車が能生駅に停車する表記を書いてしまった。
能生駅の時刻表にも、本来その特急列車は運転停車するだけのはずなのに、
その特急列車が停車する表記が付いてしまった。
能生駅の周辺住民は、
今まで普通列車しか停まらなかった能生駅に特急列車が停車するようになると勘違いし、
ダイヤ改正当日の能生駅では特急列車停車記念の祝賀会が行われた。
そして、その特急列車の時刻となり、その特急列車が能生駅に入線してきた。
祝賀会の人々は特急列車の車掌さんに花束まで渡したが、
結局、運転停車のため特急列車のドアは開かず、そのまま発車していってしまった。
勘違いに気づいた住民たちは落胆したという。
これを「能生騒動」という。
wwwwwwwwwwwwww
次は、9時11分発の普通・直江津行きに乗って1駅戻り、
お待ちかねの(?)筒石(つついし)駅へ!!
この駅は駅好きには有名ですよねwwwwwww
↑日本でも珍しい山岳トンネル内にある駅ですwwww
電車から降りた瞬間、妙な生温かさがw
山岳トンネル内にある駅のため薄暗いです。
停電したら怖いなw
もともとこの辺りの■JR北陸線は、現在よりも海側の地上を通っていました。
しかし、地盤のもろい地帯で土砂崩れが頻発し、たびたび北陸線も土砂崩れの被害を受けていて不通になったりしていました。
昔、地上にあった筒石駅も地滑りに巻き込まれ、駅そのものが流される被害が1916年と1946年の2回にわたって発生、
甚大な被害が発生し問題になっていました。
その矢先、1963年3月16日の夕方頃、また地滑りが発生して、
ちょうどそこを通りかかった普通列車が土砂崩れに巻き込まれて脱線し、
脱線したまま土砂に押し流されて海岸まで列車が流されて土砂に埋まり、15名が負傷するという大事故が発生。
このほかにも、なんと列車が土砂崩れに巻き込まれる事故が5件も発生していました。
これらの事故をなくすため、土砂崩れの心配がない地下にトンネルを設置して線路を通すことになり、
そして1966年に完成したのがこの頸城トンネルです。
そして筒石駅はそのままトンネル内に移設されたというわけです。
山の中のかなり深い位置をトンネルが通っているため、筒石駅もかなり深い位置にあります。
↑ホームから延びる長い階段。
ホームから改札口まで290段のクソ長い階段がある駅として有名。
ホームから改札口まで、普通に歩いて10分ぐらいかかります。
まずはホームから延びる長い階段を上っていきます。
この階段もかなり長いが、まぁ思ったより長くはないなあ。
そしてなんとか長い階段を上りきる。
↑今登ってきた階段。こうしてみると結構高く感じます。
いや-、我ながらによく頑張った。
しかし思ったほどきつくはなかった。
このくらいの高低差なら普通の地下鉄の駅と変わらないなw とか思ってみる。
いやしかしである。
↑階段を上り終えてから出口までの地下通路がまた長いんだよねw
これなら普通の地下鉄よりはヤバいな。
と思って地下通路を進む。
私はこの地下通路の終わりが改札口なのだろうと思っていた。
いやしかしである。
地下通路を突き当たりまで進みました。
↑今歩いてきた地下通路。意外と長いです。
そして物音何一つしない静かな空間。足音だけが響き渡ります。
そして地下通路の突き当たりから右側を見ると・・・、
↑なんじゃこりゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ。
まだ階段あったのかよ!しかもこっちの階段のほうがさっきの階段より4倍ぐらい長い!!
これが筒石駅がよくネタにされる所以か・・・。
出口は遠い・・・。
かなり長いこと階段を上って、やっと頂上に到達。
↑今登ってきた階段。
我ながらに頑張りましたなw
疲れることは疲れるが、死ぬほど疲れるというわけでもない。
右側の空きスペースは将来のエスカレーターの設置を見越して設置されたものですが、
こんな1日の平均乗車人員数がたった40人前後しかいない田舎の駅にエスカレーターなど設置されるわけがないということは素人でもわかる・・・。
↑地下通路の階段出口から改札口方面を見る。
防風目的なのか、(列車がトンネル内を走行すると駅構内に突風が吹き荒れる)
大きな壁が2枚設置されていました。
周辺の無人駅程度の利用客しかありませんが、
やはりホームがトンネルの中にあるという特殊条件なので、安全のために駅員が終日配置されています。
駅員は地上の駅舎のほかに地下ホームにも常時配置されています。
出札窓口と、例の「北陸式自動改札機」。
↑気温までかいてありますw
トンネル内のホームは、常に湿度が高く、
温度は年間を通して一定のため、夏は涼しく、冬は暖かくなっているらしい。
↑筒石駅
平屋の小さな鉄骨駅舎です。
↑駅から見た駅前の道路。
ここだけ見れば秘境駅のよう。
坂を登ると人家がありますが、それでも軒数は少なく、筒石駅も秘境駅のような雰囲気です。
秘境以上に「ホームがトンネルの中」というインパクトがあるせいか、
「秘境駅」としてはあまり注目されませんね・・・。
↑離れたところから見た筒石駅。
こうしてみるとかなり小さいことがわかります。
↑駅前の道路は崖っぷちを通る。落ちたら一貫の終わりですねw
暇なのであの高速道路の下まで散歩してきましょうか。
↑高速道路の真下に来ました。
↑凄いところを通ってますねw
無駄な公共事gy(以下略
本当は海岸まで歩いてみたかったけどこの辺でやめにしておきます。
↑駅に戻って再びあの長い階段を。
↑階段とホームの間にあるドア。
先ほども述べたとおり、列車がトンネルを通過する際に非常に強い突風が吹くため、
ドアで区切られています。
しかし北越急行の某駅とは異なり、ホームはいつでも自由に出入りできます。
が、危険なのでなるべくホームに出ないようにとのこと。。。(トンネル内のホームは風がヤバい)
でも駅員に許可を得れば何も問題なくホームに出してもらえます。
地下にいたら、いきなり風が強まり、「シューーーーーーーーー」という不思議な音が断続的に鳴り響く。
これは列車がトンネルに突入したときにトンネル内の空気が押されて鳴る音らしい。
列車が近づくとだんだんその音が大きくなっていく。
鼓膜が破れるんじゃないかと思うぐらい音が大きくなって、物凄いスピードで特急列車が通過していきましたw
通過するときの音はもうほんとにヤバいw
そして列車がトンネルを抜けると急に静かになります。
再び音が大きくなってきて、乗る普通列車が到着しました。
これに乗って次なる駅へと向かいます。
つづく