2015年12月30日(水)天気・・・
船佐駅から列車に揺られること1駅、すぐに長谷駅に到着です。
ここで下車します。
ここはもう有名ですね。
そうです、船佐駅よりも更に上位の秘境駅です。
↑ホーム(三次方面)
山の斜面のようなところにホームがあるのでかなり高く、駅前を一望できます。
↑ホーム(口羽・江津方面)
近くの小学校が閉校し、この辺りに住む児童の通学距離が長くなってしまうことを考慮し、
救済措置としてこの地に長谷駅が開業しました。
児童の通学目的で設置された駅なので、
停車する列車は通学時間帯に限られており、
通学時間帯以外は普通列車すらもこの駅にとまりません。
そのため、三次行き列車が朝に2本、口羽方面行き列車が夕方から夜にかけて3本停車するだけという、
とても訪問難易度が高い駅となっています。
今回は長谷駅に朝9時過ぎに到着する下り列車(三次行き)でやってきましたが、
これが長谷駅に停車する下りの最終列車です。
朝9時が最終だなんて…。
↑ホームの三次寄りはやはりフェンスで閉ざされて立入禁止になっていました。
↑ホームのやや三次寄りにある階段を下って待合室へ行ってみましょう。
↑左に写っている階段を下りてきました。正面に木造の待合室があります。
↑待合室内。
掃除道具が無造作に置かれています。
壁はもちろんのことベンチや窓枠まですべて木製です。
↑待合室の引き戸も木製でした。
まるで遥か昔の時代にタイムスリップしたような、そんな雰囲気が感じられる空間でした。
↑長谷駅の時刻表。
下りは1日2本、上りは1日3本です。少ねえ…。
他の駅は時刻表が立派な額縁に入れられて掲示されていますが、
この駅は薄っぺらい小さな紙の時刻表が画鋲でとめられているだけという…。
こんな駅に投資する金はねえ!!というJRの本音の現れでしょうか。
↑長谷駅。
駅前の道路からは、正面の階段を上っていくと待合室やホームに辿り着きます。
さて、今度はここから隣の粟屋駅まで駅間徒歩。
はやくも本日3度目の駅間徒歩ですが、列車の本数が少ないので仕方ないです。
ちなみに、次の上り口羽方面行きの列車はこの長谷駅には停車しないため、
隣の粟屋駅まで歩かないと乗車することができません。
嫌でも駅間徒歩しなければならないのです。
↑長谷駅付近は晴れていましたが、どんどん進むにつれて霧が濃くなってきました。
いきなりどうしたんだい。
↑霧が立ち込めていたほうが神秘的で意外と良いかもしれません。
長谷駅から歩き始めて30分ほどで粟屋駅に到着しました。
つづく