2016年3月10日(木)天気・・・
次は、1駅進んで石岡駅へ。
↑駅名標。
石岡市の中心部にある大きな駅です。
普通列車だけでなく、一部の特急列車もとまります。
石岡駅は、以前まで市の中心駅だというのにエレベーターもなく、
木造駅舎が建っているだけという、お世辞にも市の中心駅に相応しいとは言い難い状態でした。
その後、橋上駅舎への建て替え工事が始まり、
2015年9月に新しい橋上駅舎が供用開始され、今では市の中心駅らしい立派な駅へと生まれ変わりました。
↑ホーム(土浦・我孫子・上野・東京・品川方面)
奥に見えているのが2015年9月より供用開始になった新しい橋上駅舎です。
以前の木造駅舎時代を知っている身としては、石岡駅にこんな巨大な駅舎が建っていることが信じられません。
↑ホーム(水戸・いわき方面)
ホームは2面3線になっていて、1番線から3番線まであります。
橋上駅舎は、各ホームにエスカレーターとエレベーターが1か所ずつと、階段が2か所ずつ設置されています。
↑とはいえ、このときはまだ新駅舎は一部分しか供用開始されておらず、
1番線の水戸寄りにある階段とエスカレーターはまだ工事中で使用できませんでした。
それでは真新しい橋上駅舎の中へ入ってみましょう!
↑改札内コンコース。
とても広く作られていてゆとりがあります。
ここまで広々していると、ラッシュ時間帯でも快適に駅を利用できそうですね。
↑駅舎内でも、1番線の水戸寄りの階段はパンフレットラックで固くガードされていました。
でも普通の仮囲いでガードするよりは、こういったパンフレットラックでガードしたほうが物々しい雰囲気も無いし、
これはなかなか考えられた方法だなぁと感じました。
↑改札内から見た改札口。
駅舎はとても巨大ですが、改札口はそこまで大きいわけでもなく、自動改札機は4台。
多くも少なくもない台数です。
ちなみに、石岡駅の1日平均の乗客数は5600人台。
小さな木造駅舎の神立駅とあまり乗客数は変わらないんですね。
5600人台にしては豪華すぎる駅舎かな。ともあれ快適であることに越したことはなく、実に羨ましい限りです。
↑改札口。
壁は赤茶ベースで独特な雰囲気が漂います。
石岡市の代表駅ではありますが、自動券売機は隣の高浜駅なんかと同じ3台。訂正:4台ありました。
↑改札口のそばには個室に近い状態の待合スペースがありました。
このあたりの■JR常磐線は利用者も多いのに、普通列車は30分に1本だけしかなく、
そういった意味でもこういう待合スペースがあるのはありがたいと感じます。
コインロッカーもここに設置してあり、観光客にも配慮されています。
↑自由通路。
改札内は広々としたゆとりある設計だったのに対し、
意外にも改札外の自由通路はそこまで幅が広いと言えるほどではありませんでした。
しかしその分、天井がとても高く、壁も一番上まで全面ガラス張りなので、
日の光が差し込んでとても明るくて開放的な印象でした。
奥には売店NEWDAYSもあります。
↑自由通路の西口側はまだ工事中。
大部分は柵で覆われていました。
↑将来的には駅舎と隣の建物とが一体化するようです。
↑西口の階段。
エスカレーターは屋根に覆われていますが、階段には屋根が設置されていません。
暑い日や雨の日は屋根付きのエスカレーターを使い、
寒い晴れた日に日向ぼっこしたいなぁというときは屋根の無い階段を使う、
なんていう使い分けができそう。
と思ったけど、この階段は自由通路の北側にあるから日光があたらないんですよね(;^_^A
日向ぼっこなんてできないか…。
↑石岡駅(西口)
2015年9月にオープンした新しい橋上駅舎。
駅舎の壁面には筑波山と霞ケ浦が描かれたタイルアートが飾られています。
駅舎の壁面を巨大なキャンバスに見立てているというわけです。
このアイデアは斬新でとても面白い。
つづいて、裏口にあたる東口へ行ってみましょう。
↑東口は改札口からやや離れたところにあり、
長い自由通路を進んでいきます。
↑自由通路の中であっても坂の占める割合が大きく、
写真のようなスロープや、奥に写っているような階段・エスカレーターなんかも自由通路の途中にあったりします。
↑自由通路の脇に、さらに下の階へと向かうエスカレーターや階段がありました(写真左)が、まだ使用開始前で使えません。
↑そのエスカレーター・階段は1階へと続いていました。
まだこの辺りは整備前で荒地状態ですね。
いずれ工事が進めば綺麗になるのでしょうね。
↑石岡駅(東口)
ペデストリアンデッキに直結しています。
西口と比べると人通りも少なく寂しいですが、実は石岡市の市役所はこちら側にあったりします。
市役所という重要な施設がある側にも出入口ができたというのは大きな進歩です。
見違えるほど立派な駅へと成長した石岡駅。
今後の街の発展にも大きく貢献していくことでしょう。
↑次回も1駅進みます。
つづく
関連記事(石岡駅)
・2014年8月5日の石岡駅(旧駅舎時代)