2016年7月31日(日)天気・・・
次は、宮川駅へ。
↑駅名標。
宮川駅は、三重県伊勢市の旧小俣町域にあります。
伊勢市は合併してとてつもなく広くなりました。
広くなりすぎたゆえに、伊勢市内でも各地それぞれ個性があります。
宮川駅の南口側のすぐ駅前には離宮院跡が残されています。
あとでホームの写真を見て頂きますが、ホームの外側に樹木が密集しているのが見え、
神聖な場所といった雰囲気がホームまで漂ってきています。
さすが伊勢神宮のある市は史跡も数多くありますねぇ。
↑ホーム(松阪・亀山方面)
ぐるっと大きく線路が曲がっている途中にホームがあります。
ホーム上屋の支柱には古レールが使われていて、こちらもぐるっと曲がったような形状をしており、
この駅はいろいろと曲がっています。
↑ホーム(伊勢市・鳥羽方面)
ホームの中央部に駅舎があって、ホームの鳥羽寄りに跨線橋があります。
この駅には北口と南口がありまして、メインの出入口は北口のほうになります。
宮川駅の1日平均の乗客数は、280人台。
基本は普通列車しか停車しませんが、朝と夜間は一部の快速みえも停車します。
というと少し語弊があるんですよねえ。
実は、日中も快速みえがこの駅でとまるんですよ。反対列車の行き違い待ちのために。
しかし、日中はあくまで行き違い待ちのためにとまるだけなので、
宮川駅でとまっていても快速みえのドアは開きません。
いじめです。。。
↑跨線橋内部。
跨線橋に屋根がないというのは三重県内のJR駅では割とよくあることですが、
それにしてもこの駅の跨線橋は幅が狭いですねえ。
それではまずは北口のほうに行ってみましょう。
↑ホーム側から見た北口。
ひっそりと木造駅舎が建っています。
ここも無人駅なので改札口はなく、きっぷの回収箱が通路の真ん中に居座っています。
↑駅舎内。
シャッターで閉ざされた窓口跡がなんとも寂しい感じ。
↑駅舎内。
広々とした駅舎の中にベンチが2脚置かれているだけという寂しさ。
明らかにスペースを持て余しています。
これだけ大きな木造駅舎だと維持費もかかりそうなので、
こういう駅こそ早々に簡易駅舎に建て替えられたりしそうな気がしますが、
意外とこの駅は建て替えられずに生き残っていますね。
それだけ木造駅舎の状態が良いということでしょうか。
↑宮川駅(北口)
大幅なリニューアルがなされることもなく、昔ながらの雰囲気を保ち続けている木造駅舎。
駅名板もおそらく国鉄時代から使われているであろうホーロータイプ。
三重県内の小駅はわりとJRからほったらかしにされてる感じがあるけれど、
ここはまさにそれを象徴するような駅で面白い。絵に描いたようなとでも表現したいぐらいのレトロ加減。
反対側の南口にも行ってみましょう。
↑ホームから見た南口。
南口は駅舎が無く、ただホームから短い階段を降りるともう外の世界です。
道路を渡るとすぐ離宮院跡に入れます。
↑宮川駅(南口)
南口は1997年に開設されたそうです。
意外と新しいんですね。
でも、駅名板すら無いし、本当に簡素な出入口。
次回も1駅進みます。
つづく