【この駅の訪問日】2017年3月29日(水)天気…のち
↑駅名標。
篠原駅は、滋賀県近江八幡市にあります。
篠原駅は近江八幡市のはずれにある駅で、駅から少し歩けばのどかな田園地帯が広がっています。
篠原駅は、駅勢圏が近江八幡市・野洲市・竜王町の3市町にまたがる重要な駅にも関わらず、
駅の出口が北側にしかなく、さらに付近に踏切がなく、
長い距離を迂回しないと駅の反対側に行くことができないということが問題視されていました。
それらのことに加え、篠原駅にはエレベーターなどのバリアフリー設備が無かったことや、
木造駅舎の老朽化が進んでいるという悪条件も重なり、
近江八幡市・野洲市・竜王町の3市町とJR西日本がそれぞれお金を出し合い、
約14億円かけて新しい橋上駅舎が建てられました。
2015年9月に新しい駅舎がオープンしました。
ちなみに、駅名になっている「篠原」というのは、
駅がある近江八幡市の地名ではなく、お隣の野洲市の地名ですが、
本来の「篠原」の場所は線路が坂になっており、駅を設置できる環境ではなかったので、
代わりに現在の場所(近江八幡市)に篠原駅が開業したといいます。
↑篠原駅構内図。
↑ホーム(米原・大垣方面)
2つの線路の間が広くあいていますね。かつては中線があったのかもしれません。
↑ホーム(草津・京都方面)
ホームの京都寄りに橋上駅舎が建っています。
新しい橋上駅舎には、階段とエレベーターがあります。
篠原駅の1日平均の乗客数は、約2100人です。
篠原駅には、普通・快速が停車します。
新快速・特急びわこエクスプレス号・特急はるか号・特急ひだ号・特急サンライズ瀬戸号・特急サンライズ出雲号は停車しません。
↑ホーム上の発車標。
新駅舎になっても古いタイプの発車標が使われ続けています。
この駅も、旧駅舎時代から使われている発車標をそのまま移設したようです。
↑改札内から見た改札口。
自動精算機が1台ありました。
普段は有人駅ですが、時間帯によっては無人になることもあるようで、
改札口にはコールセンターへのインターホンが設置されていました。
↑改札口。
有人駅ではありますが、新駅舎オープンと同時にみどりの窓口は廃止され、
代わりにみどりの券売機プラスが設置されています。
みどりの券売機プラスは定期券や特急券など、さまざまなきっぷが買えて便利ですが、
窓口で駅員さんの顔を見ながら購入するというこれまでの常識がなくなると考えると、
少し寂しく感じることもあります。
↑自由通路。
自由通路はガラス張りの部分が多く、日光が差し込んでとても明るい印象です。
↑自由通路上の待合スペース。
自由通路上には、待合スペースや化粧室が設けられていました。
駅の中に公衆電話があるというのも、このレベルの規模の駅では珍しいと思います。
↑篠原駅(北口)
篠原駅の新駅舎は、「周囲の自然・歴史と調和を図り、シンプルで世代を超えたデザイン」をテーマに建てられました。
やっぱり駅というのは子どもからお年寄りまで、いろんな層の人が使うものだから、
そういうところはとても重要ですよね。
改札外にはエスカレーターもあります。
↑篠原駅(南口)
前回訪問したときはまだ駅前広場が完成しておらず、工事中でしたが、
今回訪問してみたら、ご覧の通り、駅前もきれいに整備されていました。
もともと駅裏だった側の出入口ですが、こちらも改札外に限りエスカレーターが設置されています。
関連記事(篠原駅)
・2015年12月12日の篠原駅(新駅舎オープン後・南口駅前広場整備前)
・2015年3月14日の篠原駅(旧駅舎時代・仮設跨線橋オープン後)
<隣の駅を見てみる>
・近江八幡駅(大垣方面)
・野洲駅(京都方面)
<JR西日本の駅を見てみる>