2014年3月1日(土)天気・・・ときどき
引き続き■長鉄越美南線の駅巡りを進めていきます。
↑富加駅8時22分発の普通・美濃白鳥行きに乗ります。
ちなみにこの列車が、駅兄の地元の駅から始発列車で出発して間に合う、美濃市より先に行く最初の列車です。
というわけでこの列車に乗ってどんどん北上していきます。
↑この車両の整理券、文字が薄すぎ(笑)
もう見えないよw
乗車時に運転士さんにフリーパスを注文しました。
運転士が無線で「フリーきっぷ1枚追加でー」と言っている。
そして関駅に到着したら、駅員がフリーきっぷを手に何枚か重ねて持ってきました。
「フリーきっぷご注文のおきゃくさまー」
というわけで関駅で2000円払ってフリーパスをゲット。
大量の学生さんで混雑した列車に揺られて引き続き北上。
途中の梅山駅でゾロゾロと下車していかれました。
一気に空いたので、ここからはしっかり景色が楽しめます。
↑長良川の風景を眺めながら山奥へと入っていきます。
富加駅から13駅目の木尾(こんの)駅で下車。
でました難読駅
「木尾」と書いて「こんの」と読みます
↑ホーム。単式ホームです。
ちなみに1986年に開業、つまり長良川鉄道の発足と同時に開業した新設駅です。
長良川鉄道にはこのような新設駅がたくさんあり、そういう駅はたいてい駅舎の無い簡素なホームのみの構造になるのですが、
ここも例に漏れず、駅舎がなくてホームのみの簡素な構造です。
ホームの前後に出口があります。
↑木尾駅(南口)
集落に面する駅ですが、それよりも周りの山々に囲まれた風景が強烈です。
↑木尾駅(北口)
こちらは階段ではなく、そのまま駅前の道路から段差ゼロで繋がっています。
さて次にやってくる列車は1時間42分後。
こんなに待てません(笑)
だから、折り返し作戦でまいりましょう。
反対方向の美濃太田方面の列車がやってくるのは1時間07分後。
これに乗れば待ち時間を多少減らすことができます。
しかし、それでもやはり1時間07分という待ち時間は長いです。
なので、隣の母野(はんの)駅まで歩くことにします。
隣の母野駅までの駅間距離は1.2km。
うん、この距離だったら1時間07分あれば余裕だろう。
↑というわけで、線路沿いの道を南下していきます。
↑絵になる風景だなぁと思いながら、のんびりと歩く。
すると・・・,
↑なぜか舗装がここで途切れている・・・。
これは・・・進んでいいのか??
嫌な予感がしたので、念のためi Phoneの地図で道を調べてみる。
『圏外』・・・。
どう考えてもこの道はこの先行き止まりになっていそうなので引き返します。
また木尾駅に戻ってくる。
やれやれ。
近くに踏切はないのか?
↑木尾駅の北側に踏切があるのが見えました。
あそこまで迂回しないといけないのか・・・。
遠いな・・・。遠すぎる・・・。
面倒ですが踏切はそこにしかないので、しぶしぶ迂回します。
踏切を渡って、国道を南下していく。
木尾駅の裏手を通っていく。
果たしてさっきから何度木尾駅を行ったり来たりしているのであろうか・・・。
↑ここの国道156号線には歩道が整備してあって歩きやすいです。
↑橋を渡る。橋の部分に歩道があるか心配でしたが、ちゃんと歩行者用の橋もあって安心。
意外と整備してあるんですね。
これだけ歩道がしっかり整備してあるならサイクリングで郡上八幡に行ってみるのも楽しいかもしれない(笑)
坂がきつそうだが(笑)
駅兄はサイクリングもそれなりに好きですからねー。
昨年は自転車で知多に行ってきたことでもあるし(笑)
↑崖に阻まれました。こういうとこは落石が怖いんだよー。防護フェンスはあるけど。
真下から見上げる崖はなかなかの迫力でちょっとした恐怖感さえ感じる。
この歩道の幅じゃサイクリングは無理か・・・・・・。
そして崖に阻まれた地帯を抜けると母野の集落です。
ローソンがありました(笑)
こんな山奥にローソンとか場違いすぎる(笑)
しかしこれは助かる。
迷わずローソンへ入る。
こんな山奥のローソン、客くるのか?と思ったが、
意外と周辺の集落の人には大事なライフラインになっているようだし、
国道をドライブする人にも小休憩する場になっているらしく、客が絶えない。
ここで昼食のおにぎりと、スマホ充電用の乾電池を買っていく。
そして再び駅間徒歩再開。
そろそろ母野駅に着くころじゃないか?
しかし母野駅が見当たらない。
母野駅はどこにあるのだろう。
チラッと横を向いたら、樹木の脇に「母野駅」と書かれた白い看板を発見!!
え??あれが駅?????
どう見ても駅がありそうな雰囲気ではない。
↑母野駅つきました。
こ、これは、、、今回はたまたま看板があったから駅があることに気付いたけど、
看板が無ければ絶対に駅があることに気が付かないよね・・・。
↑ホーム。俗に言う秘境駅ってやつですねこれは。
でも駅のすぐそばにドライブインがあったり、
5分ほど歩けばローソンがあるので秘境というほど秘境というわけではないのだけれど。
しかしこの駅の雰囲気はなかなかのものです。
■長鉄越美南線の駅の中では随一の秘境度を誇ります。
↑ホームの美濃太田寄りにはオンボロの屋根付きベンチもあったり。
オンボロと言えども雨天時にはこういう小屋があるだけでかなり心強いと思いますよ。
この駅は非常に悲しい経緯を持っていて、
1927年に「美濃洲原(みのすはら)駅」という駅名で開業したのですが、
1956年に隣に新駅が開業した際に「美濃洲原」という駅名を奪われ、この駅は「木尾駅」という名前に改称させられました。(隣の新駅が「美濃洲原」という駅名になった)
その後の1986年には、また隣に新駅が開業し、その新駅が「木尾駅」と名乗ることになり、
またしてもこの駅は駅名を奪われ、この駅は「母野駅」という名前に改称させられました。
そして現在に至る。
いやぁー、2度も駅名が奪われるなんてねえ。
↑10時11分発の普通・美濃太田行きの列車がやってきました。
これに乗って1駅戻って洲原(すはら)駅で下車。
ここが隣の母野駅の旧駅名「美濃洲原」を奪った旧美濃洲原駅ですが、
この駅は1986年に「洲原駅」という駅名に変わっています。
この駅の自動車内放送、「すはら」じゃなくて「すわら」って聞こえるんだけど(笑)
↑ホーム。
ホーム中央部に屋根付きベンチが設置されているのですが・・・、
↑イス低すぎだろ!!ベンチと言うよりは、座布団感覚で腰かけてくださいって感じですかねw
↑なぜか東京周辺のJR東日本の路線図が貼りつけてあった・・・。
謎だ・・・。
しかもわりと最近の路線図だった。(2012年開業の吉川美南駅も載っていた)
↑ホームの郡上八幡寄りに出口があります。
ここも駅舎のない無人駅です。
長良川鉄道はこういう駅ばかりなのか。
↑洲原駅。
ここも駅前の道路から直接ホームに繋がっている構造。
雰囲気からして駅とは思わず、普通の小道と間違えてホームに自転車で入ったり・・・なんていう事例が起こりそう(笑)
駅名板ないんですね。
この駅では25分の待ち時間があるので、駅前を流れる長良川の風景を眺めて時間を潰しました。
つづく