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Channel:        ☆☆駅兄の駅めぐり旅日記☆☆
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JR三江線えきめぐり Part.1

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2015年12月30日(水)天気・・・晴れ

 

今日はJR三江線の駅巡りをします。

JR三江線は島根県の江津駅と広島県の三次駅を結ぶ全長108.1kmの路線です。

終点の三次駅以外は全駅がJR西日本米子支社の管轄になっています。

 

JR三江線は1日5本しか列車が走らないローカル線なので、朝早くから駅巡りを始めます。

三次のホテルを朝5時半に出発。歩いて三次駅へ向かいます。

相変わらず通行人は誰も見かけません。

 

↑早朝の三次駅。

急ぎ足で撮影したのでブレております。

 

↑5時46分の浜田行きがJR三江線の始発です。

これに乗り込みます。

 

この5時46分発を逃すと次は9時57分まで列車がないという恐ろしいダイヤとなっております。

 

↑こんな早朝だというのに列車の中には大量の鉄道マニアが乗っていました。

よって、ローカル線の始発なのに立つ羽目になりました。

これは正直予想外です。

 

三次駅からJR三江線に乗って6駅目の信木駅でさっそく降りました。

 

 

 

↑ホーム(三次方面) 1面1線。

列車にあれだけマニアが乗っていたのでひょっとしたら誰か他の人も信木駅で乗りるのでは…?と思っていましたが、

結局降りたのはワタクシ1人だけでした。

 

列車が発車していくと駅は静寂に包まれます。

まだ日も登る前の早朝6時10分。

駅の周りは真っ暗です。

 

↑ホーム(口羽・江津方面)

線路のすぐ横には江の川が流れています。

 

↑ホーム上の待合所。

駅舎はなく、この待合所がポツンとあるだけ。

つまり、寒さを凌げる場所がありません。

12月の早朝にこの駅に降りるのはさすがにまずかったか…列車から降りて5分で既に凍え死にそうです(泣)

 

↑駅前。

駅から出るのを躊躇するぐらい真っ暗です。

それもそのはず、ここは中国山地の真っ只中にある無人駅。

 

駅の周りには民家が全く無く、県道のほうに出ると何軒か家があります。

写真奥の階段があるところが県道です。

 

↑信木駅。

駅舎のない無人駅。

駅前の小道から直接ホームに出入りします。

 

少し勇気を出して真っ暗な道を進み、県道のほうまで行ってみました。

 

↑県道から見た信木駅。

ほんとに真っ暗な闇の中にポツンと駅があるって感じです。

 

↑駅の近くの県道。

県道といってもセンターラインすら無い細い道です。

この道幅じゃ車同士がすれ違うのもなかなか難しいのではと思うレベルです。

 

写真奥の山の奥が少し明るくなってきました。

朝がやってきたようですが、完全な日の出まではまだ時間があります。

実は、この信木駅から式敷駅まで歩いて約50分後にやってくる下り(三次行き)の始発列車に乗る予定なのです。

でも、さすがにこんな真っ暗闇の中で山沿いの道を歩くのは怖すぎる。

 

けど、日の出までこんなちっぽけな駅で待機していたら凍え死んでしまいそう。

さぁ、どうするべきか…。

 

散々悩んだ結果、まだ日の出前ですが隣の式敷駅まで歩くことにしました。

 

JR三江線沿いの県道を歩いていきます。

信木の集落があるあたりはいくつか街灯がありましたが、集落が終わり山の中へ入っていく地点に差し掛かると街灯はまったくありません。

怖いよぉ…。

 

でも季節は12月。熊は冬眠してるはずだから大丈夫…。なはず。

そう信じて少しでも自分の不安を和らげます。

でもたしかイノシシは冬眠しないんだっけ…?? 遭遇しないことを祈りながら歩きます。

 

↑木々に囲まれた山沿いの道を歩く。

森の中で写真を撮りましたが真っ暗すぎて何が何だか分からない写真になってしまいました。

 

↑江の川の対岸には、街灯でしょうか?ポツポツと明かりが見えます。

あのあたりが式敷駅がある場所でしょうか。

 

それにしても信木の集落を抜けてからけっこう歩きましたが、周りは森しかなく人家は1軒もありません。

 

 

幸いここまでは野生動物に襲われることはありませんでした。。

 

しかし、信木駅から式敷駅までの道中の3分の2ぐらいまで歩いたところで、

 

 

 

突然背後からガサガサガサと草木をかき分けるような物音が聞こえてきました。

 

熊やイノシシと遭遇したときは、背中を向けて逃げると襲われるから絶対にやってはいけない

ということは頭の中では分かっていましたが、

物音を聞いた私はもうパニックになり反射的に全力疾走してしまいました。

 

人生で最大の恐怖を味わったかもしれません。

だって、日が登る前の真っ暗な森の中での出来事なんですよ。

もう人生の終わりを感じました。

 

もう無我夢中で一目散に走り続け、気が付いたら式敷の集落の中に入っていました。

生きている!!!!私は間違いなく生きています!!!!

 

幸い動物に襲われることはなく、生きて式敷の集落に辿り着きました。

怖かったぁ…。

 

↑式敷駅が見えてきたときは本当にホッとしました。

もう日の出前に山の中を歩くということは二度といたしません。

こんな怖い思いをする羽目になるとは…。

 

でも、式敷駅に辿り着いたのはいいけど、なぜか駅舎が真っ暗です。(写真右の建物が駅舎)

なんで電気ついてないんだ…めちゃくちゃ不気味です。

 

 

つづく


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